化生庵
三畳台目
化生庵は、月窓軒と同じく馬越恭平氏の遺構です。月光殿の南前庭に位置し、月窓軒の続きに三畳台目の茶室を設け、全体でL字の型を形成しています。大ぶりの石灯籠と蹲踞とともに静かな風情を醸し出しています。茶室は、客座や点前座・床前とそれぞれに変化のある天井を構成しており、客座の駆込天井には突き上げ窓があって、茶室全体に程よく光をまわしています。勝手は十一畳の広さがあるので、水屋仕事にも余裕があり、月窓軒と組み合わせた茶会がよく催されます。
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形状 三畳台目 |
天井 床前上:竿縁天井、点前座上:蒲の落天井、客座上:掛込天井 |
中柱 桜皮付杢径 1.5寸(4.5cm)、釣棚有、 二重棚板:下板までの高さ1.75尺(53.0cm)・ 上下板のあき5.9寸(17.8cm) |
炉 本勝手中柱台目切 |
床柱 磨き丸太 |
床框 磨き丸太 |
床の間 間口4.6尺(140cm)、床天井高さ 6.7尺(203.0㎝) 落掛:見付1寸(3.0cm)・ 框から4.56尺(138.2cm)、 桐の一枚板鏡天井 |
給仕口 高さ4.0尺(121.2㎝) 間口1.98尺(60.0㎝) |
茶道口 高高さ5.3尺(160.6㎝) 間口2.0尺(60.6㎝) |
貴人口 高さ4.3尺(130.3㎝) 間口4.78尺(144.8㎝) |
その他 無双釘有:高さ3.48尺105.5㎝)、花釘有 高さ3.1尺(93.9cm)、花蛭釘有、釜蛭釘有、 袖壁吹抜高さ2.08尺(63.0cm) |