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抹茶道

まっちゃどう

本格的な茶室で茶道の美と心に触れる体験プランを提供。
「なぜそうするの?」に応える、亭主の洒脱な解説も魅力です。

抹茶道は、海外の方に日本の文化とその心を知ってもらうため、「茶道」を中心に置いた伝統文化体験のプランを企画し、提供する会社です。目黒区と世田谷区の2カ所にある茶室を拠点に、実際の茶事に近い形の体験ができる「伝統茶懐石と楽しむ本格茶事」プランなどを実施。ガイドが同行し、亭主の解説とともに和菓子と抹茶、懐石料理が楽しめるとあって好評を得ています。今後はそのノウハウを生かし、国内の茶道経験者を対象としたプランも増やしていく予定です。

抹茶道の統括プロデューサーを務める松月信江さんは、デジタルマーケティング界でキャリアを積み、多くのプロジェクトの責任者として活躍する傍ら、表千家の稽古を通じて茶道と日本文化への理解を深めてきました。2015年にプロデューサーとして独立すると、抹茶道の立ち上げに参画。目黒区にある「茶舗土井園」の社長で、淡交会東京第四支部の幹事長を務める茶人の土井宗満さんの協力のもと、事業の要となる茶道体験プログラムを作りあげました。

亭主としてお点前を披露し、洒脱な解説と温かいもてなしで参加者の心をつかんできた土井さんは、「なぜこんな暗いところに入るのか、なぜこんなものが置いてあるのか、なぜこんなことをするのか。そうした疑問に丁寧に答えてあげることで、茶道への興味が深まります」と語ります。「一期一会でその場に集まった人たちの琴線に何かが触れ、心が共鳴していく。茶道の持つ奥深さゆえであり、世阿弥の掲げた『一座建立』の精神にも通じるものがあります」


伝統茶懐石と楽しむ本格茶事」が体験できる茶室は、二子玉川駅に近いマンションの6階にあります。京畳を敷いた三畳台目の小間は、まずその壁に注目。イタリアから取り寄せた塗料を使い、スパニッシュ模様風に塗られていますが、コブシの床框や赤松の床柱などとも違和感なく収まり、とても粋です。玄々斎の掛け軸「楽吾真(わがしんをたのしむ)」をはじめ西村九兵衛の四方釜、金重晃介の備前焼の水指など、土井宗満さん所有の一流の道具を間近にできるのも魅力です。


川合玉堂の絵が飾られた待合と茶室。露地に面した側は板戸で仕切ることができ、戸の下部ににじり口を作りました。



露地をはさんだ茶室の向かい側は、檜を敷き詰めた板間になっています。窓辺にはカウンターが設けられ、広々とした多摩川の景色が楽しめます。



普段は収納されている板戸を引き出せばたちまち能舞台に早変わり。土井さんは金春流の能楽も嗜み、稽古用にこの舞台を作りました。松の絵は、美術大学の現役生(当時)が1カ月半かけて描いた力作です。


能舞台は「伝統茶懐石と楽しむ本格茶事」にも使われています。



調理は20年以上のキャリアがある、茶人でもある料理人が担当しています。食中に供される日本酒は好みの盃でどうぞ。


茶懐石をいただいた後は薄茶体験に移ります。亭主のお点前を拝見しながら抹茶と和菓子をいただきます。自分でお茶を点てる体験にもチャレンジできます。




都立大学駅から徒歩2分の「茶舗土井園」の上階では、「広間の華やかな茶を愉しむ」体験ができます。明るく開放感のある八畳の広間は、椿建築デザイン研究所の設計で2020年に完成したばかり。点心ランチと日本酒を楽しんだあと、亭主による薄茶席が体験できます。掛け軸は沢庵の筆で「雲出洞中明(雲出でて洞中明らかなり)」。蹲踞が置かれたルーフトップガーデンの紅葉、馬酔木、山茶花などの緑が目に優しい。

抹茶道の茶道プログラムメインホストの土井宗満さん。二子玉川と都立大学、2つの茶室のオーナーでもあります。家業を継ぐため修業した宇治で茶道と出会いました。文化人類学者に憧れ、中央大学在学中は民俗研究会で活動したという経歴の持ち主で、日本文化への造詣は深く、所有する茶道具や器は美術品としても価値あるものばかりです。



抹茶道では茶事のほかにも、茶道の基本アイテムである和菓子を作る体験、同じく茶道と密接に関連する書道のワークショップも開催しています。また、企業向けの活動(ワークショップ、研修など)も行っています。詳細は抹茶道HPをご覧ください。

 

抹茶道
https://mat-cha-doh.com/

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