古美術ささき
こびじゅつささき
福井の実家で古物に囲まれて育ったという店主の佐々木一さん。早くから美術品に興味を持ち、大学を卒業したのちに修業を経て、昭和57年(1982)、世田谷区代沢に「古美術ささき」をオープンさせました。それからおよそ25年後の平成20年(2008)ごろには、銀座店もオープン。現在は北沢の本店を買取がメインの拠点に、銀座店を販売を主体とした拠点として展開しています。
銀座店はアクセスの良さから、地方からのお客様も多くいらっしゃいます。茶道具をはじめ、西洋アンティークから鑑賞陶磁、人形まで幅広い取り扱いで、佐々木さんご自身が田中流で学んでいるという鼓も豊富にあります。なかでも得意とするのは茶道具で、とくに芦屋釜は他に負けない自信があるといいます。三千家の書き付けの道具はもちろん、諸々幅広く歴史ある良質なものを揃えています。
古美術品は、そのものが醸し出す時代の香りがあり、実際に使うことで一緒に生きた人々との時間を共有できるタイムカプセルのようなものだと話す佐々木さんは、できるだけ良いものを、多くの人に、自身の手から伝えてゆきたいと考えています。
本店と銀座店のそれぞれに茶室があり、本店は火曜日に、銀座店は月曜日と土曜日に茶道教室を開き、茶道文化の普及にも勤しんでいます。NHK文化センター町田教室(町田市原町田)で第4水曜日に開いている、骨董品に関するカルチャースクールも人気です。
NHK文化センター町田教室
https://www.nhk-cul.co.jp/programs/program_416464.html
銀座店の店内にはジャンルを問わず、数多くの古い美術品が美しくディスプレイされています。
銀座店には茶室がしつらえられており、ここでじっくりと道具選びや見立てが楽しめます。
佐々木さんは小堀遠州流家元直門。教授歴は40年近くになります。写真は銀座店の茶室での稽古の様子。茶道教室の詳細はHPをご参照ください。
古美術や骨董に関する造詣が深く、カルチャースクールでも数々の講義を持つ佐々木一さん。
筑前芦屋霰真形釜と伊予芦屋唐銅象足欄干風炉
桜橋蒔絵平棗 豊平翠香造 共箱
鳳凰蒔絵小鼓胴
山水風景 文花瓶 エミールガレ作
面被り御所人形
西洋物・アンティークの名品も数多く並びます。
茶席に見立てられる物も見出せるかもしれません。
北沢本店
所在地 | 東京都世田谷区北沢3-2-11 レガーロ東北沢1F |
TEL | 03-5738-8331 |
FAX | 03-5738-8332 |
営業時間 | 11:00~19:00 日曜・祝日休(出張は可) |
アクセス | 小田急線「東北沢駅」東口から徒歩4分 |
銀座店
所在地 | 東京都中央区銀座1-14-7 吉澤ビル1F |
TEL | 03-5524-3324 |
FAX | 03-5524-3314 |
営業時間 | 11:00~18:00 日曜・祝日休(出張は可) |
アクセス |
東京メトロ有楽町線「銀座一丁目駅」10出口から徒歩2分 |