月釜・茶会

ジャンルで探す

注目! 地図で探す
買う 食べる 泊まる 体験する 見る 抹茶をいただく 月釜 美術館 お茶の旧跡 お寺・神社

〈終了〉益子陶芸美術館
英国で始まり ―濱田・リーチ 二つの道―

※この展示会は終了しました

2020年6月28日(日)-11月8(日)

「英国で始まり」とは、濱田庄司 (1894~1978) が自身の半生を回顧した有名な言葉「私の陶器の仕事は、京都で道を見つけ、英国で始まり、沖縄で学び、益子で育った」の一節です。

濱田は今から100年前の1920年、バーナード・リーチ (1887~1979) とともにイギリスに渡り、南西端の港町セントアイヴスに東洋風の登り窯を築きました。そこから、イギリス近代陶芸の礎となったリーチ派の作家たちが生まれます。濱田の「英国で始まり」という言葉は、濱田自身の陶芸家としてのキャリアの第一歩ばかりでなく、イギリスにおけるリーチ派の始まりにも繋がっているのです。

本展では、リーチ派をはじめとする近現代イギリスの個人陶芸 (スタジオ・ポタリー) の系譜に焦点を当てます。イギリスでは、長い歴史の中で工芸的な用のものを制作するのは“職人”であると意識づけられてきました。濱田とリーチがセントアイヴスで陶芸を始めたことで、いかに“陶芸家”という意識が育ち展開してきたのか、作品を通して見つめます。

一方で、日本において陶芸は、桃山陶の時代からただの“モノ”ではない、ある種の美意識をもって実用品以上の評価をされてきました。そのような日本人としてのバックボーンを持ちながらもイギリスで始まった濱田の陶芸が、日本でいかなる影響を与えたのか、本展では、濱田以降の益子の近代陶芸の一端を紹介します。

イギリスと益子、二つの地で切り拓かれた陶芸の醍醐味を同時にみせる初めての展覧会です。現代イギリスを代表する作家から、益子の礎を築いた作家まで、60名による作品約170点が一堂に会します。

主催:益子町文化のまちづくり実行委員会、益子陶芸美術館
協賛 : 特定非営利活動法人ましこイーまちネット
後援 : ブリティッシュ・カウンシル、下野新聞社、とちぎテレビ、栃木放送、エフエム栃木、真岡新聞社

(益子陶芸美術館HPより)

会期 2020年6月28日(日)-11月8日(日)
開館時間 午前9時30分~午後5時 [11月は午後4時まで]
(入館は閉館30分前まで)
休館日 月曜日(祝休日の場合は翌日)
益子陶器市期間は無休・翌日休館
入館料 大人600円(550円)、小中学生300円(250円)
*( )内は20名以上の団体 / 65歳以上は300円(要証明)

詳細は、益子陶芸美術館ホームページをご覧ください。
アクセスなどの関連情報は… デジタル茶の湯マップ 益子陶芸美術館