入間市博物館 夏休みこどもお茶大学レポート
入間市博物館では毎年、『「地域」を知る、「お茶」を楽しむ。』をキャッチフレーズに、狭山茶の魅力をより楽しく学ぶセミナー「ALITお茶大学」を開催しています。5月〜12月の8カ月間に体験・座学・ツアーの三本立てで全13講座(令和6年度実績)を実施。クイズで学ぶ基礎知識、茶摘み体験、生産地見学など内容ももりだくさんです。
「夏休みこどもお茶大学」はその子ども版で、小学3年生〜中学生を対象に1日1課目、計3課目を実施。今回はそのうち8月1日に開催された「課目2 1200年のお茶の歴史を2時間で体験しよう」を見学しました。
会場は1階の体験学習室。学芸員の小田部さんが司会と解説を担当しました。1時間目「お茶の歴史」では、お茶は1200年前に「煎じ茶(番茶)」、800年前に「抹茶」、400年前に「煎茶」と3度中国から伝わり、飲み方と種類も変遷してきたことなど、大切な要点を押さえながらテキストとモニターで解説。専門的な用語もそのまま使う講義でしたが、子どもたちは真剣に聞いていました。
2時間目は、「煎じ茶」「抹茶」「煎茶」それぞれを実際に体験する「お茶の体験」です。火を使う「煎じ茶」は、屋外でスタッフの実演を見学。やかんで沸かしたお湯に番茶を入れ、6分ほど煮出したお茶を味わいました。
「抹茶」の体験では、茶臼を実際に回して抹茶を挽きました。上部のくぼみに置いた碾茶が下から抹茶になって出てくる様子にみんな興味津々。
自分で抹茶を点てて味わってもらうために、テーブルにはあらかじめ茶碗・茶筅・お菓子がセッティングされています。子どもたちが挽いた抹茶をスタッフが順番に配ります。
茶筅の振り方の指導は裏千家流でした。
自分で挽いて点てた抹茶はどんな味がしたかな?
所在地 | 埼玉県入間市二本木100 |
TEL | 04-2934-7711 |
FAX | 04-2934-7716 |
開館時間 | 9:00〜17:00(入館は16:30まで) |
茶室「青丘庵」利用時間と料金 | 9:00〜12:00は2100円、 13:00〜17:00は2800円、 17:30〜21:30は2800円、 全日は7700円(いずれも1席の金額) |
休館日 | 月曜・第4火曜(祝日の場合は開館、翌日休)、年末年始 |
アクセス | 西武池袋線「入間市駅」南口から西武バス入間市博物館行きで20分、終点下車。 または同駅から西武バス二本木地蔵前行き、箱根ヶ崎駅行きで「二本木」下車、徒歩5分 |