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赤膚焼 尾西楽斎作陶展レポート

 

10月8日(木)より京王百貨店新宿店6階 京王ギャラリーで開催されている
「赤膚焼 尾西楽斎作陶展」を訪れました。


赤膚焼は、遠州七窯のひとつであり、奈良を代表するやきものとして広く知られています。その中興の祖・奥田木白の名にちなむ窯名と「楽斎」の号を郡山藩主より拝領した香柏窯は、南都各社寺門跡からも厚い信頼を得て、多くの茶人や花人に愛されています


普段は尾西先生の郡山のギャラリーにかかっている人間国宝の陶芸家・故富本憲吉氏の手による扁額も間近に見ることができます。


薬師寺の国宝・東塔の解体修理の際、基壇より掘り出された創建当初(約1300年前)の土を譲り受け創作した作品も。新宿からのアクセスが抜群に良い京王ギャラリーで奈良を感じることができます。


尾西楽斎先生が在廊している場合は、気になる作品についての思いや歴史を聞くチャンス。現物を前にしてのこだわりの土や技法についての話はとても興味深く、時間を忘れるほどです。

尾西先生がその歩みと思いを込めた渾身の作品の数々が出品されるまたとない機会となります。
ぜひ、会場へお足をお運びください。

 

(文・写真/淡交社 安部)


展覧会情報
「赤膚焼 尾西楽斎作陶展」

会期 令和2年10月8日(木)~14日(水)
会場 京王百貨店新宿店6階 京王ギャラリー ※最終日は午後4時閉場

営業時間は状況により変更する場合がございます。
詳しくは京王百貨店 公式ホームページにてご確認ください。
https://www.keionet.com/info/shinjuku/

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