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大学生による体験レポート
ますいいリビングカンパニーさんの家族茶会

立教大学法学部3年・鶴田仁美

 

川口駅から5分ほど歩くと、増幸という名前のお道具屋さんがあります。増幸さんは一階が道具店、二階がお茶室となっている、さいたまでお茶を楽しんでいる人なら、一度はきいたことがあるお道具屋さんです。

今回参加したお茶会はその場所で、川口に本社がある建築会社「ますいいリビングカンパニー」さんが家族会として開催しているものに参加しました。社員とその家族を大切にしたいという思いから、全員が集まる家族会を開催しているそうです。普段は、皆でバーベキューなどを楽しまれているそうですが、今回はお茶会を初めて開催することにしたとのことでした。

ご亭主をつとめていたのは「ますいいリビングカンパニー」代表取締役社長の増井さんでした。お茶席のお手伝いをしているかたはみなさん、その社員の方でした。

お茶席が始まるまで、お茶室の前で待っていると、たくさんの会社関係者とその家族の皆様が集まってきました。参加されることは、ほぼ全員、このようなお茶会に参加することが初めてとのことでした。なので、お茶席に席入りする前に、増井さんが丁寧にお茶席に入るやり方を教えていました。増井さんが、参加している人の表情をみながら、みなさんがわかっているかどうかを確認しながら、話をしている様子が強く印象に残りました。

お茶会が始まりました。今回、正客の席に座ったのは新入社員の人でした。その人はすごく緊張していたので、その様子を察した増井さんが、茶道のお点前や正客、お茶の頂き方などの基本的なことを丁寧に説明してお茶席を進めていました。それらの説明は、今回参加している未経験の家族会の皆様にとっても初めて聞く情報だったので、参加した皆さんは全員、熱心にその話に耳を傾けていました。私はそれもお茶席を参加した人全員の人に楽しんでもらうための亭主の工夫なのかなと思いました。

お道具組は、「自然を大切に」という山との繋がりを大切にした家づくりや自然素材を取り入れているますいいリビングカンパニーの考えがすごく伝わってくるものでした。山や川や木々などが感じられるお道具、自然を近くに感じることがお道具、見ているだけで心が休まるようでした。


お茶会中は、足を崩すことも大丈夫で、最初から最後まで和気あいあいとした雰囲気でした。お菓子は、京都からこの日のために取り寄せたお菓子でした。美味しかったです。


増井さんは、お茶席が終わった後に、お茶室の説明も参加された皆さんにしていました。お茶室にあるものはすべてに意味があり、使われている材質にもすべて思いが込められているなどの話をしていました。特に印象に残ったのは、お茶室の壁の色のお話でした。わずかな色の違いで印象が変わること、お茶を楽しむ人は、京都で採れた土でできた壁を好むことが多いなどの話でした。お茶室で使われている材質や色に、これからは注目してみてみようと思いました。

席が終わると、お茶室の下にある道具屋さんを少し覗かせて頂きました。お道具全てが素晴らしい物ばかりで、とても貴重な体験をさせて頂きました。増井さん、増幸さん、会社の皆様、本当にありがとうございました。

 

ますいいリビングカンパニー
https://masuii.co.jp

所在地 埼玉県川口市大字里曲田309-3
TEL 048-229-6203
営業時間 10:30〜17:00
アクセス SR埼玉高速鉄道「鳩ヶ谷駅」から徒歩15分
駐車場 無料駐車場あり

本社
埼玉県川口市中青木3-2-5
電話048-254-8021
Fax048-259-7035
JR京浜東北線「川口駅」から徒歩20分

町田分室
東京都町田市大蔵町494
電話042-737-3157

高崎分室
群馬県前橋市公田町644-3
電話027-212-6169