ごろうまるや

富山の景色を映した銘菓

富山県石動で二百七十年以上にわたり、伝統を受け継いできた。この地の豊かな自然を映すべく、選び抜いた素材を使い、造形やデザインをできる限り削ぎ落としたシンプルな菓子づくりが身上。看板商品の干菓子「薄氷」は、宝暦二年（一七五二）に五代目の手によって誕生したもの。さらに「現代に愛される一品を」という当代の思いから薄氷をモダンに進化させた「T五」もいまや新定番に。

「薄氷」は富山特産の餅米を用いた薄い生地に、阿波産の和三盆を１枚ずつ丁寧にはけ塗りしたもの。口にするとすうっと溶ける軽やかな食感に、和三盆の風味が上品。季節限定のデザインも人気。写真はガラス作家とのコラボ商品で琥珀糖「きせつのさがしもの（秋色）」。

薄氷本舗　五郎丸屋
https://goromaruya.com