現代陶芸ギャラリー「窯と土」 が注目する
作家 通次廣
主にインターネットを中心とした現代陶芸ギャラリー「窯と土」を運営されている森一馬さんは、SNS上で偶然目にした通次廣さんの作品に強く惹かれました。写しの扱いに慎重だった森さんですが、その時見た通次さんの高麗写し作品からは、本歌の作品を咀嚼し分析した結果、写しを通して作家自身の作品になっていると感じられたそうです。その後直接コンタクトを取り、作品を直接拝見、そして高麗写しなどへの通次さんとの対話を繰り返し、作品を取り扱うことに決めたそうです。
作家 通次廣さんは京焼きの名門の家で育ちました。当初は陶芸には興味がなく、政治経済の大学在学中には、車に興味を持ち、いずれは車関係の仕事をと考えていました。しかし、ある時、京都のある茶道具やで出会った釘伊羅保茶碗に一目惚れします。それがきっかけで大学卒業後、京都府立陶高等技術専門学校、京都産業技術研究所にて轆轤、釉薬の研鑽を積むことになりました。
その後、自身の理想とする釘彫伊羅保を目指し、実家にて毎日一回以上窯を焚き釉薬、土など試行錯誤しながら20年になります。最近になり、ようやく狙ったものに近づけるようになったそうです。土と釉薬、窯のコントロールし、作家の意図した美しい窯変を出すということは、並大抵のことではできません。そんな通次さんの作品は裏千家を中心に、茶道家の間で徐々に知名度を上げ、昨年より「窯と土」で取り扱いが開始し、今や国内外の陶芸愛好家にも人気の作家となっています。
もし、作品をごらんになりたい、購入してみたいと思われたら下記サイトを訪問してみてください。森さんの感じた本物をまずはウェブ上でお楽しみください。
現代陶芸ギャラリー「窯と土」
https://kamatotsuchi.com/
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