静嘉堂文庫美術館
せいかどうぶんこびじゅつかん
三菱財閥を築いた岩﨑彌太郎氏の弟・彌之助氏(1851~1908)とその息子小彌太氏(1879~1849)二代によって蒐集された和漢の古典籍と東洋古美術品を収蔵する美術館。昭和52年より古典籍を保存する専門図書館・静嘉堂文庫の展示室において美術品の一般公開を開始。平成4年(1992)の創設百周年を機に新館を建設、静嘉堂文庫美術館としてオープンしました。国宝7点、重要文化財84点を含むコレクションは圧巻で、彌之助氏の蒐集は絵画、彫刻、書跡、漆芸、茶道具、刀剣など幅広い分野にわたるのに対し、小彌太氏は中国磁器を古代から清朝に至るまで系統的に集めている点に特色があります。旧大名家の収集品を引き継いだものが大半を占める茶道具も見応えがあり、なかでも世界に3点しかない国宝「曜変天目(稲葉天目)」は広く知られています。所蔵品は、年間4~5回開催される展覧会で、テーマ別に公開されます。
所在地 | 東京都世田谷区岡本2-23-1 |
TEL | 03-3700-0007 |
開館時間 | 10時~16時30分(入館は16時まで) |
休館日 |
毎週月曜日(祝日の場合は翌日) |
アクセス | 東急線「二子玉川」駅よりバス「静嘉堂文庫」下車徒歩5分 |