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きもの大松

きものだいまつ

人の手で繭から繰った生糸で生地を織り
オリジナルデザインの着物に仕立てます

隅田川に面した下町・月島で創業50年以上を数える「きもの大松」の始まりは、小さな和裁教室でした。手仕事を大切にする創業者の思いをそのままに、今も大松専属の国内和裁士が正絹・化繊にかかわらずすべての着物や帯、長襦袢を一針一針、心をこめて手縫いで仕立てています。

特に茶道関係のお客さまに好評をいただいているのが、身幅や前身頃、裾にゆとりを持たせた「茶道流仕立®」。茶室での立ち振る舞いを美しく見せる、「きもの大松」独自のこだわりの仕立て方です。



「きもの大松」自慢の「さびえ好(ごのみ)」シリーズは、会長の藤井啓二さんが創作した図案を生かし、東京や京都の友禅・刺繍職人と一緒に作り上げました。茶道を愛する方の美意識に応えるオリジナルデザインが魅力です。目立ちすぎず、それでいて華やかな品のよい柄ゆきの附下やつづれ織りの袋帯など、いろいろ取り揃えています。



藤井啓二さんは若い頃に茶道の先生から「お茶席に合う着物を」という注文を受け、自らオリジナル図案の創作に取り組みました。その数は伝統柄からモダン柄までおよそ2000枚に及びます。写真はその一例で、「宝尽くし」の図案と附下。


「きもの大松」の商品は、ミャンマー・カイン州にある手仕事シルク工房「パアン・シルクファクトリー」で作られる「ざぐり生糸」をベースにしています。この工房で働くのは日本の伝統的な操糸技術である「上州座繰り」の技を身につけた少数民族・カレン族の女性たち。彼女たちの手で丁寧に繰られた糸は、機械で大量生産される糸に比べると空気を多く含むため、ふわりとした風合いと光沢があり、独特の味わいのある白生地に織り上がります。


「ざぐり生糸」で織られた白生地を手描京友禅の名匠、五代・田畑喜八さんが染めた色無地「スーチーシルク®」は余所にない逸品。地紋は桐竹、全部で8色を揃えています。


田畑喜八さん作スーチーシルク®︎訪問着。いわゆる“田畑ブルー”の濃淡で表現された、静謐なたたずまいが素敵な「きもの大松」オリジナル商品です。

「パアン・シルクファクトリー」についてはこちら



マンション1階にある店舗。店内では着尺や帯などを衣桁に掛けて展示しています。奥は和裁士の作業スペース。


店頭では実際に商品を手に取り、その色合いや手触りなどを実感できます。着尺と帯の取り合わせをあれこれ検討できるのも実店舗ならでは。写真は田畑喜八さんの塩瀬名古屋帯と着尺の組み合わせ例です。左は「さびえ好」高級丹後ちりめんと帯「桐」、右は江戸小紋の一種「万筋小紋」と帯「老松重ね」。


「きもの大松」専属の和裁士・馬渡美智子さんはこの道45年のベテラン。着物の仕立てや直し、手入れなどについても気軽に相談できます。また、ご注文に応じて特殊な和服も仕立てます。

「きもの大松」で仕立てた十徳(直綴)についてはこちら


「きもの大松」ではこれまで以上に地域に密着した店となることを目指して、店舗を使って和や着物に関するミニ講座を開催するなど積極的な活動を展開しています。写真は「つまみ細工」の教室の様子。


会長の藤井啓二さん(左)と社長の藤井博行さん。月島と晴海の間を流れる、朝潮運河に架かる清月橋のたもとにて。


ミャンマーにおけるシルク事業は、工房立ち上げの当初から博行さんの姉・藤井由貴さんが担当してきました。写真は「東京キモノショー2023」の和マルシェにて。

 

 

きもの大松
https://kimonodaimatsu.co.jp

所在地 東京都中央区月島4-8-10-101
TEL 03-3533-0529
FAX 03-3531-7040
メールアドレス info@kimonodaimatsu.co.jp
営業時間 10:00〜19:00
定休日 なし
※夏季休暇・年末年始休暇あり
アクセス 東京メトロ「月島駅」・都営大江戸線「月島駅」10番出口から徒歩5分