月釜・茶会

ジャンルで探す

注目! 地図で探す
買う 食べる 泊まる 体験する 見る 抹茶をいただく 月釜 美術館 お茶の旧跡 お寺・神社

懐石 龍雲庵

かいせき りゅううんあん

懐石ひとすじ60年の名料理人が

「お茶の心」でおもてなし

 

桜並木のつづく駿河台道灌道から路地を一歩入ったところにある、懐石の名料理人・後藤紘一良さんの店。昼夜ともにお品書きは「茶懐石コース」がメインです。お茶事の作法どおりに最初に少量のご飯が出され、つづいてお椀、お造り、焼き物、炊き合わせ、強肴、箸洗い、八寸、湯斗、フルーツ、主菓子、お抹茶の順番で供されます。しかし堅苦しいところはなく、「茶懐石をもっと多くの人に気軽に味わってもらいたい」という後藤さんの思いを映して、お茶の心得がない方でも楽しめる工夫もされており、美しい器と料理とともに心豊かなひとときを過ごせます。



3月の「雛まつりの懐石」より煮物椀と焼き物。蛤真蒸はニンジンで梅が枝を表現しました。焼き物の鰆の白酒焼きは、ふっくらと上品な味わいです。


店の味をコンパクトに楽しめる「松花堂弁当」(昼のみ)もおすすめ。茶懐石コースと同じく岐阜県産地品種銘柄「龍の瞳」を炊いたご飯は出色のおいしさです。


壁、天井ともに総檜張りの店内は、テーブル12席・カウンター3席と、落ち着ける広さです。座り心地のいい椅子は、世界的な建築家・隈研吾氏と飛騨産業が開発した「シカアームチェア」。


後藤紘一良さんは10代で東京・銀座「辻留」に入り、辻嘉一氏から茶事・懐石料理全般にわたって教えを受けました。〝西の吉兆、東の胡蝶〟と謳われ、各界の名士に愛された有楽町の高級懐石「胡蝶」の料理長を26年間務めたのち独立して新宿御苑前に「懐石 龍雲庵」を開店しました。令和5年(2023)9月にここ駿河台に移り、息子の後藤桃太郎さん(左)、料理長の綾部隆さん(右)とともにお客さまをお迎えしています。


後藤さんは「胡蝶」時代に始めた茶懐石の料理教室を現在も店の厨房で毎月開催しています。実際のお茶事に生かせるよう実習を大切にしており、マンツーマンの行き届いた指導でプロの技が学べます。講習日・月謝などの詳細は、直接店へお問い合わせください。

所在地 東京都千代田区神田駿河台3-5-8 寺田ビル1F
アクセス 都営地下鉄新宿線「小川町駅」または東京メトロ千代田線「新御茶ノ水駅」B3a出口から徒歩3分/JR「御茶ノ水駅」聖橋口から徒歩8分
電話 03-6803-3550
FAX 03-6803-3560
営業時間 昼11:30〜14:30(LO13:00) 夜17:30〜21:30(LO19:00)※昼夜とも要予約
定休日 日曜、祝日(10名前後の会食は応相談)