十一代 大樋長左衞門個展のご案内
大樋飴釉立鶴渦紋茶 盌 写真提供:大樋美術館
来たる6月3日(水)~9日(火)日本橋髙島屋6Fの美術画廊 A Bにおいて、
「再始動の個展」十一代 大樋長左衞門 が開催されます。
コロナウィルスにより、海外や国内での様々な予定が延期となった十一代 大樋長左衞門が、全ての時間をひたすら工房で過ごし、「造る」ということに渾身の思いを込め、新たな気持ちをもって制作された作品が展示されます。
大樋焼伝統の黒飴など当代ならではの茶盌を中心に水指、香合、花入れなどの茶道具をはじめ、当代ならではの独自の表現にも挑戦された渾身の作品の数々も出品される、またとない機会になります。ぜひ、会場へお足をお運びください。
(左)大樋黒釉茶盌 (右)大樋窯変茶盌 写真提供:大樋美術館
展覧会情報
「再始動の個展」
十一代 大樋長左衞門
Continuing After a Restart / Toshio OHI Chozaemon XI
会期:2020年6月3日(水)~9日(火)
場所:日本橋髙島屋 6F 美術画廊 A B
〒103-8265 東京都中央区日本橋2-4-1
写真提供:大樋美術館
プロフィール:
十一代 大樋長左衛門(年雄)
2016 十一代 大樋長左衛門襲名
2016 文化庁長官アドバイザリーメンバー
2007 裏千家坐忘斎御家元より茶名「宗炎」拝受
1998 月心寺(金沢)にて得度。得度名「大玄雄月」上座
1984 ボストン大学大学院修士課程修了 (M.F.A.)
1958 十代大樋長左衛門の長男として金沢に生まれる
陶芸、工芸を中心とした作品発表の他に、左官の技術を応用したインテリアデザイン、イタリア・ミラノサローネでの家具デザイン発表、中国では景徳鎮、宜興などの「磁器」「紫砂」などの古来の伝統に新風を吹き込み、中国でブランド「四季芳土」を立ち上げた。また、北陸新幹線開業に際し、金沢駅内装デザイン、観光バスの内外装デザインなどを監修。大樋焼の伝統を継承しながら、あるいは現代アーティストとして、活動は国内外で多岐にわたる。また、工芸概念を拡げるための企画展、公募展などの発案、若手作家の育成にも尽力している。